県木:モクセイ Osmanthus fragrans |
県花:ツツジ Rhododendron aureum |
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市町村花見 | ツバメの巣を守る方法 | 海岸林造成の歴史 | ||||
栃を切る馬鹿 植える馬鹿 | 灯台が森 | |||||
海の安全航行のためのナギの木 | 静岡茶はスギの箱に | |||||
熊の胃を取るのに木陰で熊を待つ | 河津桜 | |||||
呪いを解く方法 | 杉の巨木in島田市 | |||||
ウルシin静岡 | 静岡 in エノキ | |||||
合板の最初は楽器 | 静岡 in 柳 | |||||
ギネスの橋 | 木の下に人が来るから來宮神社 | |||||
クズじゃないよ葛布 | 沼津垣 | |||||
スギと登呂遺跡 |
韮山竹 |
ツバメの巣を守る方法 アオダイショウ(ナブサ)からツバメを救うための風習。 ツバメの巣にニラを付けて、臭気で蛇を追っ払うとか、ツバメは、田に来る虫を食べてくれる益鳥。ツバメが来ると半天を脱ぐとか、春を告げる鳥として、また、子育てから、子孫繁栄を連想するということで、大事にされたとか。 ツバメは春の彼岸に来て、秋の彼岸に帰る。ということで山の神が、田の神になって、お米の収穫後、山に戻るのと一緒なんです。 その他に、「ツバメが来たら田の芹を食べるな」とかの言い伝えがあるそうです。 |
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水窪町のホームページ http://www.misakubo.com/ |
栃を切る馬鹿、植える馬鹿 貴重は食料を恵んでくれる栃を切る奴は馬鹿 栃の実が欲しくて植える奴も馬鹿 何せ、実が採れるまでに3代かかるからとか 水窪町のことわざ |
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海の安全航行のためのナギの木 天竜川河口左岸に位置する竜洋町掛塚の廻船問屋の庭はナギの木(Podocarpus nagi)が植えられているそうです。 今でも、庭にナギの木があるということです。 「ナギの木」が「凪」に通じ、海上の安全を祈ったとか 一説には、熊野の速玉大社にあるナギの木の種を持ってきたとかいう話があり、海上交通の安全信仰に庭に植えたのが始まりとか。 |
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熊の胃を取るのに木陰で熊を待つ 金と一緒ぐらいする価値のある熊の胃 静岡市の猟師は、熊の好きなミズナラの木(Quercus crispula)の近くで、ずっと木陰に隠れて待っているとのこと 大きなミズナラの木にはたくさんの実がなります。 秋になると、冬眠前の熊が最後の晩餐にやってきます。 そこをズドンと一発(?)でしとめます。 ちなみに、このミズナラの木のことを「土地守」とか、「ドヂモリ」というそうで、山の守り木という意味があります。 |
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呪いを解く方法 山にある山の人が近づかない木 忌み木 祟りがあるけど、間違って伐った場合 三河の山では、伐採後なんでも良いから、7本木を植えるのです。そうすると神さまが喜んで祟りがないとか |
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ウルシin静岡 静岡漆器、駿河漆器 1624〜1644年(案永年間)に、時の将軍家光が、浅間神社を造営する際に江戸をはじめ各地から名工を集めて、漆の仕事をさせたのが発祥とか。その後、武士の調度品をつくりつづけ、産地として有名に 大正から昭和にかけては輸出用に色々な塗りが考案されたとか |
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合板の最初は楽器 木を重ね合わせて板にするのが合板 その最初は、楽器から(らしい) 1900年(明治33年)にヨーロッパに行った ヤマハの社長の山葉寅楠が向こうの楽器作りに使われました。 薄い挽き板の合板の技術を知り、1909年 (明治42年)にドイツからスライサーを輸入 日本における最初の合板は楽器用だったとか ヤマハのホームページはこちら |
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ギネスの橋 島田市にある蓬莱橋は、明治12年に大井川に、架けられた橋で、木造の橋では日本一のいいえ世界一の長さを誇っています。 897.422メートル もちろんギネスブックに載っています。 通行料は50円 でも、ギネスビールは売っていなかった。 |
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島田市のホームページ http://www.city.shimada.shizuoka.jp/ |
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JR島田駅より徒歩15分 結構怖い? |
倒幕のあおりで食い扶持を無くした幕臣達 (新番組)が生きてゆくために、大井川の右岸、牧ノ原に入植。なれない農作業に悪戦苦闘の末、お茶を作り始めたんです。 そして、月日が過ぎ、生活に安定がくると島田(川の向こう)に買い物にそれまでは、越すに越せない大井川を小舟で移動 非常に危険だったとか 島田の宿の開墾人の代表42名(総代)が県令(県知事)に願いを出して明治12年(1879年)1月13日に完成 このとき「農業一途使用仮橋架橋願書」という名で提出したんだそうです。 昭和40年(1965年)に橋桁をコンクリートに変えて今の姿へ 1997年にギネスに登録 木造賃取橋と言うんだそうです。 |
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クズじゃないよ葛布 木綿以前の庶民の服の素材。強い繊維なので、武士の服にも使われたクズ。乗馬用の袴にも使われました。 この伝統を守っているのが掛川の葛布 5月25日頃にその年に伸びた蔓を刈り取って、煮た後に一昼夜水に浸します。そして、ススキで覆って2日間ほど発酵させます。発酵して柔らかくなったところに、表皮を洗い流して、芯を取って乾燥させ細かく割くんです。 地元ではカップともいうそうです。 掛川藩主山内一豊が奨励して、江戸時代に掛川の特産品となったそうです。 |
NTT西日本静岡支店 http://www.shizuoka.isp.ntt-west.co.jp/index.html 粋だね!しずおか http://www.shizuoka.isp.ntt-west.co.jp/wnn-c/ikidane/index.html 風情を織る手織葛布 http://www.shizuoka.isp.ntt-west.co.jp/wnn-c/ikidane/iki_0012/okamoto01.html |
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スギと登呂遺跡 登呂遺跡の用水路は高度な数学が必要。傾斜がちゃんとしないといけないからとか。そういう意味で、貴重な遺跡なんです。用水が満遍なく田んぼに流れなければ、稲作は成功しませんから。 水がきちんと流れるために、溝がきちんとしていなくてはダメ。また、水が漏れてもダメなので、土地の低い側に矢板を打ち並べたんです。 この矢板がスギだったんです。まっすぐに木目に沿って割れたから、使いやすかったんでしょうね。ちなみに、発掘された矢板は2000枚を超える量だったんです。実際は、もっと作られていたんでしょうね。 なお、この時に使われていた船は、クスノキ(Cinnamomum camphora)製。素戔嗚尊も、船は、スギかクスノキと言っていましたので、クスノキは古代の貴重な船の材料だったんでしょう。 |
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