県木:マツ Pinus spp. |
県花:スイセン Narcissus tazetta |
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ニソの杜 | 市町村花見 | |||||
ウルシin福井 | ||||||
ヤナギin福井 | ||||||
スギは丸木船用の木? | ||||||
エコの夏物 油団 | ||||||
境界木の桜 | ||||||
日本人の原点の森? ニソの杜 森を聖地とする森林信仰の代表。場所は、大飯町の大島半島。ニソの杜は昔の埋葬地(サンマイ)と呼ばれる大島を開拓した先祖のお墓と言われています。 田んぼの中や、山際、谷筋等のこんもりとした緑。そこがニソの杜。タモ(Fraxinus mandshurica)の老木が中心にツバキ(Camellia japonica)やシイ(Castanopsis sieboldii)で、構成されています。 11月22日に、オコワやモチを供えます。翌日の23日は直会(なおらい:お供え物を食べること)を行います。 ニソの杜の木を伐ると、家が傾くと言われるとか。木を伐って売らなければならないほど家計が逼迫しているからなんでしょうけど こっからは推測ですが、亡くなった人の亡骸を土で盛って、天にいけるようにハシゴの意味を込めて木を植えたのではないかと。もしくは、天に昇った先祖が、舞い戻ってくるために復活するために、目印になる木を植えたのでは。そんな気がします。果たしてどうなんでしょうね 道の中に結界が・・・・ 無病息災といった意味が書かれ、村内安全を 祈願しています。 |
若狭湾観光連盟 http://www.wakasaji.org/index.html ニソ講について 「ようこそ 大飯発電所 ホームページへ」 http://www2.inetpia.ne.jp/kanden-ohi/index.html 大飯町の語り部 http://www2.inetpia.ne.jp/kanden-ohi/kataribe/kataribe.htm 二ソ講祀り(河村) http://www2.inetpia.ne.jp/kanden-ohi/kataribe/ohsima_1/kawa.htm |
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ウルシin福井 越前漆器&河和田塗 6世紀から続いているとか、19世紀に入って呂色、蒔絵、沈金等の技法も確立しました。トチノキ、ケヤキ、ミズメサクラを原木として利用します。 眼鏡のフレームで有名な鯖江市を中心に生産しています。 若狭塗 17世紀の初めに中国の漆塗盆を真似したのが始まりとか。あまりの良さに、小浜藩の保護をうけて一大産地に。起こし模様を施した特色ある漆器を生産していて有名。 |
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ヤナギin福井 ヤナギにまつわる迷信(?) ◎火傷したら、ヤナギの木の黒焼きを粉にして水をつけると良い ◎ヤナギの木を切ると幽霊が出る |
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単材刳船(船の科学館) |
スギは丸木船用の木? 6500年前のモノといわれる鳥浜貝塚から出土した丸木船は、スギ(Cryptomeria japonica)の木で出来たモノだったそうです。 長さ6m、幅1mという代物。 日本書紀には、林業の神様である素戔嗚尊が、髭を蒔いてスギの木を誕生させ、船に使えと指示していました。ちなみに、クスノキ(Cinnamomum camphora)も船用(眉毛から)。ヒノキ(Chamaecyparis obtusa)は宮殿(胸毛)、槙は棺桶(尻毛)。もしかしたら、6500年前からスギの植林が行われていたりしてね。 |
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エコの夏物 油団 夏の風物詩の油団(ゆとん) 日本の伝統的な敷物で、油紙の大きい物。 楮(Broussonetia kazinoki)の和紙を何枚も貼り重ね、最後の表面に越前和紙の鳥の子を貼って、亜麻仁油・荏油 ・桐油などの乾性油を引いて乾燥。防虫対策と強度を高めるために裏側に柿渋を吹きかけるんです。 手間がかかるため、1畳10万円するそうです。 手入れは、米糠を炒った物を包んで乾拭き、新品は水拭き禁止で、3年目に艶が出て、100年は持つんだそうです。 鯖江市で一軒作られているそうです。 地球温暖化対策に使うのも良いかも |
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境界木の桜 福井県の桜の名所の一つである神子。 寛保2年(1742年)の開拓の時に、境界木として植えられた名残だとか。今もそうですが、境界を巡る争いがあります。欲深いのが、声を大にして人の土地を奪いに来ます。 木杭なら抜かれて、ポイ捨て。石も移動されればわからなくなります。なので、岩など、容易に動かない物が境界の堺に使われます。 ここでは、山桜が植えられました。勝手に動かすと、枯れるリスクがあるから。多分、斜面と言うことで焼畑した後で、植生が回復したときに、どこが境界かをわかるために植えたんだと思います。 ちょっとした昔の人の知恵です。 |
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