エジプト・アラブ共和国
Arab Republic of Egypt
     
  文明がレバノンを食べた
茶髪とミイラ
ハチミツは高級食材
節約からの合板
       
 
文明がレバノンを食べた
エジプト文明の発展の鍵は、船
地中海の交易。そのための船材は、レバノンスギ。レバノンからの輸入だったんです。

ナイル川周辺の木は、イチジクにナツメヤシ、そしてアカシアと樹形の悪いというか、使えない木ばかり(船には)

ということで、せっせと輸入したんです。

で、結果的には禿げ山に

レバノンにあるスギ、ネズ、マツの樹脂はミイラ製造に・・・


   
    茶髪とミイラ
茶髪の原料はヘンナ(Lawsonia inermis)という植物

エジプトといえばピラミッドではなくミイラ。このミイラを包む布をヘンナで染めていたんです。後は、乾燥させた葉を砕いて水に溶かし、体に塗っていたそうです。

この植物はインドからアフリカに分布。インドやネパールでは花嫁さんのウエディングドレスをこれで染めるところもあるということです。



ハチミツは高級食材
古代エジプトでは、特権階級の食べ物
非常に珍重されていたそうです。


   
    節約からの合板
ベニアは、紀元前3000年頃のエジプトに登場していたのです。その証拠に、ツタンカーメンのお墓からベニアで出来た家具が出ています。


当時のエジプト王朝は、木材はシリア、ヨルダン、フェニキアからの輸入です。貴重な木材だったので、出来るだけ大切に使うために、使う必要があったのです。

丸太を均一な板に初歩的なノコギリ(銅や青銅製)で薄く挽いていたそうです。そして出来た薄板を違う素材に接着させることをしていたそうです。