岡山県  
  県木:アカマツ
Pinus densiflora
県花:モモ
Amygdalus persica
 
杜(森)の話    
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  郷土の建材は    ヤナギin岡山  
  炭焼き   赤松の涙  
  木(林)を切って水を集める   日本刀で禿げ山  
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ヤナギin岡山
ヤナギにまつわる迷信(?)
◎ヤナギのまな板は長生きできる(勝田郡)
◎目疣がヤナギの枝を結び、それが自然にほどけると治る
◎カワヤナギが真っ直ぐ伸びる年は洪水が起きる

 
赤松の涙
日本古来の土器の伝統を受け継ぐ備前焼。絵付けをしないで釉薬を使わず、土を捏ねて形を作り、窯で焼くだけ。それだけなのに力強さを感じるんです。
そして、釉薬を使わないのに釉薬がかかっているように見られるのが、胡麻と呼ばれる流れた跡が着きます。その正体が、マツの灰なのです。

備前焼には、アカマツ(Pinus densiflora)を燃料としていて、その理由は火力が強いから。

大窯では2週間、小窯でも1週間〜10日間燃やし続ける火の芸術。この支えになるアカマツの薪は、長さ2尺(60cm)。大窯の場合、1束4貫(12kg)の束を4000束も使うそうです。

ということで、禿げ山になってしまった?


日本刀で禿げ山
岡山県、滋賀県、愛知県は、日本3大禿げ山県でした。過去形なのは、多くの森林関係者の結果、努力の結果、緑が戻ってきたからです。

しかし、熊沢蕃山が治山の重要性を説き、実践したのに、昭和になるまで時間がかかったのは、半端でないぐらい森林が破壊されたからなのです。

なぜなら、古備前だからです。古備前と言えば、焼き物を連想しますが、日本刀なのです。日本刀を生産していたため、燃料として木々が切られたのです。

吉井川では、良質の砂鉄が採れたため、精錬用に木炭が必要です。そして、日本刀を作る過程でも、木炭がなければ、鍛錬する事も出来ません。そして、熱量のある炭が必要と言うことで、クヌギと松が好まれました。

クヌギは、砂鉄から和鋼玉鋼、そして、鋼板にする過程で、重宝されます。クヌギは伐っても萌芽更新のため、それほど森林から禿げ山にはなりませんでした。でも、スカスカなんですけど。
一方、松は、下草もないような土地を好みます。理由は競合相手がいないからです。そして、赤松も黒松も樹脂を持っています。火力を高めるにはいい材料なのです。でも、伐ったら植えるしかありません。萌芽更新しないので、裸地が増えます。天然更新による生長量以上の利用がされたため、禿げ山が増え続けたのです。

これが、平安時代から続いたため、禿げ山が増えました。しかも、吉井川はしょっちゅう洪水を起こします。結果、熊山蕃山は、治山事業は、吉井川から手をつける事になったのです。(たぶん)





備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館
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