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アジア編

(半島マレーシア 第2回:)

  

半島マレーシアで

6年ぶりのイポー
アカシアマンギュームのすごさ
ガラスのような土
ヒルとの戦い
トラの出る森
チキンライス
断水
ケナフの話
オイルパームの話
クアラルンプールはすごい

初の長期出張、といっても42日間でしたが、

6年ぶりのイポー
 社会人になってから、5年ぶりに行ったのですが、町そのものは大きくは替わって ないようだった。しかし、大型ショッピングモールは出来ていたし、結構豊かになっ たんだなあと言う感じを受けました。
 
アカシアマンギュームのすごさ
 5年ぶりに植林地を訪ねてみました。ここは、日本の国際協力事業団が、マレーシ ア政府と一緒に、熱帯での新しい植林方法を開発するために研究しているところだっ たのですが、5年前は一面の草地でした。ちょっとだけ天然林が残っていたりしまし たが。
 場所は、イポーとクアラルンプールのちょうど間ぐらいで、中国系のマレーシア人 の多い町で、ビドールの近くにあります。
 最初の時は、植えてすぐの状態で、私の背(173p)より低かったのですが、今回 は、ビックリ
 もう、余裕で越えており、しかも、10bに届く勢い。太さも、腕ぐらいしかなかっ たのに、胴回りに匹敵していました。アカシアマンギュームという樹種は、今、世界 中で植えられていて、やせた大地でも育つと言うことで、緑化するための手っ取り早 い手段としてよく使われます。
 成長が早く、燃料になるので、熱帯地域で導入されていますが、文献や、人の話を 聞いてはいましたが、実際見るとびっくりしました。
 昔テレビ番組で、忍者の訓練の一環で、苗木を毎日飛び越えることによって、ジャ ンプ力をつけるというのがありましたが、アカシアマンギュームでは無理でしょうね
 1年で、3メートルぐらい伸びる場合がありますから
 ただ、あちこちで植えすぎたので、豊作貧乏ということで、あまりよい値段で売れ ず、ちょっと困っているようでした。
 こんなに早い成長をする樹種を、早生樹種(早成樹種)と林業関係者は呼んでいま すが、成長が早いと、木の中は、どうなっているかというと、クリームチーズのよう な状態だそうです。
 心材というのを中学校くらいで習ったはずですが、覚えていますでしょうか
 中心の外に、心材があって、辺材、形成層、樹皮の順です。
 この心材は通常死んでしまって、細胞壁で硬い状態なんですが、生長が早すぎて、 固まるのが追いついていないとのこと、10年経てば、それなりに固まるそうですが
 一面、鬱蒼とした森に見えるのですが、全て、アカシアマンギュームなんですけど すごいですね。色々な人が訪問しては、記念植樹していくそうですが、偉い人が植え た木は、枯らすわけにはいかないので、管理が大変だそうです。

ガラスのような土
 半島マレーシアはスズの有力な産地でした。あちらこちらで地面を掘っては、採掘 していたのです。鉱脈でないところは、森のままで残っているのですが、大部分は掘 り返されて、放置したままになっています。
 そんななか、荒れて放置された場所を見に行ったのですが、ガラス瓶を粉々にした ようなきらきらしている小石で一面真っ白。
 緑に代えるように、アカシアマンギュームを植えてはいるのですが、荒れてでも大 丈夫といわれているアカシアマンギュームさえ、ダメでした。
 生長が悪すぎて、何とか生きているという見ていて、胸が締め付けられる感想を持 ちました。水は十分にあるのですが、スズを採るとき、高圧力の水をかけるので、土 壌の色々な養分まで流されて、どっか(きっと海)に行ってしまったのか、栄養環境 の非常に悪い土壌です。
 土のなかに手を入れると、手のひらが血だらけ・・・・・・・・(ちょっとオーバーかな)
 鋭利でした。

 そんな中、こんもりとした森があったのですが、そこは、昔農家が農業をやってい て、放棄したところと言っていました。肥料さえあれば、森が出来るんですね

 この問題は、マレーシアでは大きな問題になっているそうです。
 採掘跡をどうするかで、とりあえず植林をしましょうということなんですが、土地 はあるけど、植林できない。植えても成功しないと言うことです。
 日本だと(足尾銅山)、一生懸命、林野庁が鉱毒で劣化した山(禿げ山)に植林し ています。土を山に運んだりして、地道な努力を続けています。
 マレーシアもそうすればいいのにと思うのですが、

 森の中で、臭い匂いが、
 なんと、1.5メートルはある大トカゲが死んでいたのです。
 くさかったぁ

おトイレ
ドライブインでの話
食事が終わって出発前にトイレ
トイレを聞いたら、こっちと店の奥に
しかし、トイレの前に来てビックリ。鍵(南京錠)がついていて入れないんです。
とりあえず、ウエィターに聞くために戻ったら、レジからおもむろに鍵が
鍵を管理していて、誰彼も使わせないんです。

そして、トイレットペーパーはなし
ホースがあって水がちょろちょろ
ウォシュレットなんです。
これは、イスラムの影響みたいなんですけど。

ヒルとの戦い
 別の場所で、試験地の設計と言うことで、測量をしていたときの話
 落ち葉を除くと、ミミズみたいなものが踊っていました。ムーミンに出てくるニョ ロニョロみたいで、長さが5p、幅1ミリぐらい
 そうです。ヒルなのです。
 彼らは、年2回たらふく血を吸えばよいとのこと。そうすれば、1年間生きていけ るそうで、なんでこんな生き物を神様が作ったのか分からないけど、待ちかまえてい るのです。
 自ら、餌を求めるのではなく、じっと待っているのが性格みたいです。せっかちな ヒルはいないんでしょうね。
 ヒルは、足元にいるだけではありません。なんと木の上にもいるのです。そして、 獲物が通るのを待っています。だから、熱帯の森にはいるときは、帽子が必要です。
 ヒルが上から、飛んできたときは、ビックリと言うよりパニック
 眼鏡に、首筋にと攻撃してくるのです。もちろん木の上から
 上ばかり気にしていると、今度は下から攻撃してきます。
 靴下にズボンを入れ、殺虫剤をガンガンにかけても、ヒルは入ってくるんですよ音 一つたてずに
 どうなると気付くかというと、ズボンや服の一部が赤くなるとです。そうならなけ れば、絶対と言っていいほど気づきません。
 吸われた跡は、2ミリぐらいの直径の跡が残ります。これを書いている時点(1年 が過ぎていますが)でも、クッキリと残っています。

トラの出る森
 調査対象地は、平地の熱帯降雨林、幅1キロの長さ6キロといったところか
 マレーシアの森林局としては、何かしているから、森を伐って農地にしないでとい う意味があって、プロジェクトをしたいのが本音
 理由や意図はどうであれ、半島マレーシアの平地で森が残っているところは貴重の 存在。
オイルパームになる前は、鬱蒼とした森だったのですが、開発のためにバッサバッサ と伐ってほんの一部が残ったことに
 初めてチェーンソーが入ったときは、ゾウがいたと言うところ
 ゾウの引っ越しだけで大変だったとか
 そして、虎がいるとか、いないとか

 一度伐採が入ったようですけど、その形跡は地上からは無理。空中写真では、木の 高さが違うので、何となく分かるという程度
 そんな中での調査
 
 ラタン(とげとげのヤシ)が植えられていて、服が触れれば、ズタズタ、血が噴き 出す始末。測量のために打ち込んだ杭は、猿が勝手に引っこ抜く。杭が目立つように リボンを結んだのがいけなかったようで、猿は、そのリボンを食いちぎろうとしたの か、引っ張って遊んだようで、ほとんど全部(道路に近いところを除いて)壊滅

 虎は夜行性で、夕方4時以降になると木の陰から、すうぅっと出てきてがぶりと後 頭部からおそうとか。だから気付いてもすぐ食われるので、怖くないらしい。(マ レー人いわく)
でも、何でそんな危険なところで仕事をしないといけないのか不思議です。
虎に襲われたら、日本の新聞には載って、保険は下りるんでしょうけどね

マレー料理と中華料理
食べ物
この世でまずい食べ物、それはマレー系とかインドネシア系の料理(アフリカを除 く)といってしまうと、身も蓋もない話。あとは、良く出る会話ではイギリス料理。
食文化は、その国、その地方の文化の証というのは大げさかもしれないが、味がおお ざっぱ。ただ、煮るだけ。出汁を取っていない?化学調味料を使い始めたので


断水

ケナフの話
 「ケナフが地球を救う」とか「ケナフで出来たノート」とか、「ケナフで出来た名 刺」等というスローガンを良く聞きます。一般の人には、きっと木に替わる資源とし て注目していると思います。
 マレーシアでケナフというのを見ました。ある日本人の経営しているフルーツ農園 でしたが、これまたビックリ。
 写真でしか見たことがないのですが、マリファナの葉っぱと瓜二つ。同じ仲間だか らそうなんですけど
 成長がすごく早く、環境に良いというので、試験的に初めて、この後拡大するとの こと。
 どうですかと聞かれたので、「危ないですよ」との警告の答え。
 なぜなら、それだけ早く生長することは、たくさんの土壌内の養分を使うというこ とです。ただでさえ痩せているのに、肥料をやれば、金がかかるし、連作障害の報告 もあるし、マーケットや輸送ルートが未整備ということで。
 でも、どうしているんですかね

オイルパームの話
「ヤシから***」というCMが連想しますが、オイルパーム畑は、すごいの一言。
昔(6年前に行ったとき)は、まだゴム林で、オイルパームはこれからという感じだ ったのに、ゴム林は風前の灯火?でした。
 理由は、簡単
 ゴムでは、国際市場で勝てないから。敵は、海峡を越えたインドネシアということ で、労働単価の安いインドネシアでは、ゴムは勝てないのです。といっても、安い労 働力は、インドネシア人ではなく、バングラの人を使っているという話もありますが
 ゴムは、樹液を集めるのに人手がかかるので
 オイルパームはその点機械化で対処可能で、まだインドネシアに勝てるということ で、国策として一生懸命植えています。マレーシアは、熱帯降雨林地域として、しょ っちゅう雨が降っていて、ゴムやオイルパームが非常に適しているのですが、花粉症 で悩まないんでしょうかねぇ

 オイルパームは、大きく大きくなります。
 あまり大きくなると、収穫が難しくなるので、ある程度大きくなったら(7年ぐら い?)、若いヤシのと交換します。切って、燃やすと罰金がかかるため、クスリを使 って薬殺という形で、古くなったオイルパームを倒すのです。
 焼くことは、いけないので(平日の話)、監視する役人の休みの日に煙が上がって いる事はありますが

クアラルンプールはすごい
 伊勢丹があるんです。世界一のビルの下に。
 日本の食材も豊富にあって、しかも関西系の商品が多いのか東京では見慣れない (懐かしい)ソースがあったのでつい買い物
 高級品から、そうでないモノまで揃っているんです。

 中華街でも、お買い物
 目指すは、お茶屋さん。中国茶を買って帰ること。